しばらくして、呼吸が落ち着いたなつきはだらんと力を抜いて、静留の腰に腕を回した。
「なつき」
「お前が悪いんだからな…。」
「私は別に、許したわけじゃないからな」
「はい…。」
「だけど…。」
なつきは静留の肩に顎を置き、回している腕にぎゅっと力をこめた。
「言い訳は聞いてやる…」
静留の目が一瞬見開いて。
頬を真っ赤に染めて言われた言葉。
その本当の意味を知っているから。
そして、静留は微笑みながら
「はい。」と返事をした。
あとがき